
ある日突然、足の親ゆびの付け根の関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で歩くこともできないほどです。(痛風発作)
また風が吹いても痛むことから痛風と言われています。 |

痛風は圧倒的に男性に多い病気です。ある調査では男性が98.5%で女性はわずか1.5%でした。
これは女性ホルモンには腎臓からの痛風の原因である尿酸の排泄を促す働きがあるからです。
ですが閉経後に女性ホルモンの分泌が減ると尿酸値は上昇し、50歳を越えると男女の差は小さくなります。 |
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血液中の尿酸という成分が多くなると血管からあふれて関節の中に溜まります。
これを体の中の白血球が異物と勘違いし攻撃を始めます。その巻き添えをくらって関節炎が起こってしまうのです。 |

尿酸はDNAやRNAとよばれる核酸やその材料(プリン体)の老廃物なのです。
ですから尿酸はどんな人のからだの中にも一定量あって、血液中を循環し、最後は尿として捨てられます。
ですが何らかの原因があって、このプリン体の処理が体の中でうまくいかないと尿酸値がどんどん上がってくるのです。 |

1)症状が出てから1日以内にピ−クに達する
2)足の親指の付け根の関節に激痛、腫れがある
2)血液検査で尿酸値が高い。尿酸値が7.0 mg/dlを越えていると痛風 |


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1)患部を冷やすこと。発作の起こった関節を安静にすること。マッサ−ジなどは絶対ダメ。
2)バファリンなどのアセチルサリチル酸(アスピリン)は飲むと発作がひどくなりますので使わないほうが良いでしょう。解熱剤として処方された坐薬があればそれは使っても良いでしょう。
3)そして出来るだけ早く医師を受診すること。 |
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まずは関節炎を抑えるために非ステロイド系消炎鎮痛剤をつかって、短期衝撃療法というのを行います。次いで血液検査と尿検査を行い、血液中の尿酸の値と尿の中の尿酸の値をしらべその割合を調べます |
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