人間の背骨はゆるいS字状になっています。
この構造がくずれた時、負担にたえられなくなった時に腰痛がおこります。 |
筋肉や靭帯が原因のもの |
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変性や老化が原因のもの |
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ぎっくり腰(椎間関節症候群) |
慢性腰痛症 |
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脊椎分離症
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脊椎すべり症 |
負担による変形が原因のもの |
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椎間板自体が傷んだもの |
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変形性腰椎症
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腰部脊柱管狭窄症
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椎間板ヘルニア
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消炎鎮痛剤などのお薬の治療
痛みをやわらげる注射の治療
コルセットなどの装具の治療
牽引などリハビリの治療 |
立ち方
あごを引く
肩の力を抜き背筋を伸ばす
胸を反らしすぎない
腹筋に力をいれる
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座り方
お腹を引っ込める
腰と太ももはほぼ直角
太ももと膝はほぼ直角
足の裏全体を床につける
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ものを持つとき
低い姿勢で持ち、ものを体にできるだけ密着させて持つ。
体をひねったり、腰を伸ばしたまま持ち上げないこと。
前かがみ・中腰の作業
洗面台や台所では、膝を前の壁に当てたり、低い台に片足をのせる。
台所仕事、アイロンがけなど、前かがみの仕事はできるだけ椅子やテーブルを使って行うこと。 |
腰のヘルニアって手術が必要ですか?
椎間板ヘルニアで手術が必要なのは20人に1人といわれています。
また、手術も最近は小さな切開ですむ内視鏡を用いたものが主流になってきています。
手術以外にどんな治療法がありますか?
代表的なものに腰の牽引・コルセット・注射・消炎鎮痛剤・漢方薬などがあります。
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えっ注射ですか?
痛みが強いときは注射治療が効果的です。
注射にはいわゆる経路(つぼ)に注射するトリガー注射と脊椎の硬膜外に注射するブロック注射があります。
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痛みのもとになっている神経の近くに注射することで痛みをブロックする治療です。
処置の前に局所麻酔を行いますので痛みはほとんどありません。
ブロックの後に気をつけることってありますか?
当日は入浴や激しい運動は控えるようにしてください。
一時的に足に力がはいりにくくなりますので車の運転も控えてください。 |
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また、血をさらさらにする薬(パイアスピリンなど)とは相性が悪くしばらく休薬する必要があります。
詳しくは院長までお尋ねください。 |
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